▼序章 |
2005年2月12日
我々夏組は静岡県三島市に遠征ライヴをしにきていた。
ライヴは大成功に終わり、今回のターゲットMRも
お客さんから褒められて誉められてご機嫌の様子。
ホテルへ帰ってきてからは、全員お休みモード。
だがMRだけは、「ちょっとひとっ風呂浴びてくるわ」。
打上に行かず先帰って風呂に入っていた私Kは浴室に案内してあげた。
風呂を一望したMRは「いいねぇ♪」と、上機嫌で入湯。
ここで急にKの中の悪魔が目覚めた・・・。 |
▼発案 |
大部屋で休んでいた本部とM松に
「今、MRが一人で風呂入ってる!」と、報告。
二人にKの意図が伝わるまで、そう時間は懸からなかった。
突然実行されることになったどっきり企画は・・・
「MRが風呂に入ってる間に脱衣所から彼の服を全部持ってきたら、
果たしてどんな反応を示すか?」
ちなみに深夜なのでホテル内は寝静まっており、
他のお客さんの往来は「恐らく」ないものと思われました。 |
☆全体見取り図
☆A内部
Aは脱衣所、BはM松カメラ設置場所、Cのトイレには本部、Kが配置。
時々、階段を降りて1階まで偵察に行く。
左図は上図A(脱衣所)の拡大図。
隅にあったゴミ箱の陰にカメラを潜ませた。 |
▼実行 |
早速、悪の三兄弟が企画スタート。
さすがに服を全部持ってきて全裸でホテルを歩かすのはマズく、M松の提案で部屋にあったお茶を乗っけるお盆だけは置いといてあげることにした。
それで股間を隠しながら帰ってくるMRを想像しただけで三人は涙を流して笑い転げていた。
いざ脱衣所へ!
洗い場からモロに見えるが本部が巧みに衣服・タオルを奪い取り、代わりにお盆を置く。
どうやら気付かれなかったようだ...。
笑いをこらえながら大部屋に戻っていった三人。
ここでまたKの提案、「カメラ仕掛けたいっすねー」。
またもや素早く用意する二人。
本部カメラを全体見取り図内Aに、M松カメラをBに配置した。
Aでは脱衣所で全裸のままあたふたするMRを、Bではお盆で前を隠しているが後ろは全くの無防備で文字通り「頭隠して尻隠さず」の画を撮るのが目的。
準備は整い、待ち構える。
・・・が、なっかなか出てこない!
時々1階に偵察に行って、物音とか声がするとダッシュで2階に駆け上がったりしてたんだけど一向に出てこず、「俺達が諦めるまでお風呂に籠城してんじゃない?」とか「逆に向こうが待ち構えてびっくりさせようとしてんじゃない?」とか憶測も飛び交い、根比べの様相を呈してきた。
緊張感が薄れかけたその時! |
▼帰還 |
「きたっ!」
M松は大部屋で寝たフリ、本部とKはトイレ(C)に隠れて通り過ぎるのを待つ!
扉を少し開けておいたのでMRが通ったのが一瞬見えたがその姿はまさしくヒトの進化の図そのもの!
人類の歴史を垣間見た我々は、すぐさまそのホモ・サピエンスを追っかけていった!
すると彼は大部屋で全裸のまま怒り狂っていた。
激昂しながら盗られた着替えをかっさらい、どこかへ消えていった。
浴衣に着替えて戻ってくるともう怒りの表情はなく、お笑い芸人の顔になっていた。
♪パッパラ〜♪
大成功!! |
▼回想 |
まあ正直どっきりはネタばらしをしてからが大成功なんだけど、
今回のは誰がどう考えても犯人は俺達しかいない訳で
「どっきり」ではなく単なるお茶目なイタズラなんだけどね。
それではMRさんご本人に感想を聞きながら
一番楽しみなビデオを見てみましょう。
(本当に私Kがインタヴューしました!)
K「MRさん、すっかりヤられちゃいましたね...。一人で風呂に入ってる時、何かされる予感はありましたか?」
MR「皆無。久々の湯槽を満喫してました。」
K「風呂から上がり、着替えが無くなってた代わりにお盆がおいてあった時の気持ちは?」
MR「これで隠して来いって事か?思い通りになってたまるか!」
そんな意地っ張りなMRが選択した姿は、お盆の上に絞った洗いタオルをおしぼりに見立てて置き、全裸で運んでくるというモノだった...。
MR本人からの訂正が入り、桶を小脇に抱えた「銭湯帰りの姿」をイメージしたんだそうで・・・。
K「脱衣所で隠しカメラを見つけましたよね?カメラを発見した時、どういう行動をとりましたか?」
MR「カメラに蹴り!(壊れない程度)」
Aの脱衣所に設置した本部カメラには一瞬MRの腕が映るだけでその後は発見されて蹴りをいれられたことにより画面がザザーッとなっていた。
K「ほぼ全裸で大部屋に戻らねばいけない訳ですが、不安はありましたか?」
MR「そりゃあったよ。他の客や旅館の人に出会うのはまだマシだけど部屋に鍵かかってたら・・・。」
K「大部屋に戻ってきてからかなりムッとしていたようですが?」
MR「今でこそ淡々と感想述べてるけど、あの時は酔ってたせいか、かなりムカついてたよ。その上部屋に戻ったらM松が半目開けて下手な寝たフリしてたからなおさらね。」
K「結果的にご自分の仕事ぶりはいかがでしたか?」
MR「廊下のカメラが無かったら最悪だっただろうね。仕事した感はないよ。」
Bに設置したM松カメラには衝撃映像が!
戻ってくるMRのバックショットがバッチリ映っていた!
そこから生み出される笑いは正直我々の想像をはるかに超越!
ただ、あまりに信じられない、神の領域に到達した映像なので、このビデオを公開するかどうかは夏組審議委員会でもまだ議論中である。
K「真摯なお答えありがとうございます。最後に視聴者にメッセージを!」
MR「みんないい年なんだから、体続く限り無茶しましょー!」
K「・・・。それでは唱って頂きましょう!
MRさんで、『古い日記』!!!」
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