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大食い

あれだけしょっちゅうやってた大食い番組がTVから消えて3年...。
2005年4月11日、ルールの徹底や食に対する真面目な考え方を前面に押し出し、テレビ東京で復活!
それに感化され、Kが大食いに対する思いを語る!
('05.4.13)


 

☆実は大食いに憧れているK

...普段のKの食事振りから見れば、皆さん「はぁ?」とお思いでしょう。
確かに俺の食べる量は人並みですよ。もしくはそれ以下。
飲んでる時と疲れてる時は特に食べないので「少食だね」と言われることも多い。

だけど実は大食いに対する憧れがあって、自宅での食事は「おりゃー」とかいってお腹いっぱい食べるし、博多とんこつラーメンも替え玉を目一杯食べたいが、ただ単に大食い願望が強いだけなのでその量はやたら中途半端。
『食べる』こと自体好きで「好きなものはいっぱい食べたい」偏食傾向と『大食い』にある種のステータスを感じていることがそういう願望を生み出しているように思う。

俺は食べる早さも遅いが、早食いは全然したいと思わない。
見るのは笑えて面白いんだけどね。
ウガンダのカレーVSコント赤信号リーダーのコーラとか。


☆大食い番組について

モリモリよく食べる人は見ていても気持ちがイイもんだ。

そんなわけで大食い系の番組はいつも楽しく観てました。
世間で批判されてるようなことは一切無視し、毎回「スゲーな...」と大真面目でTVにカブリツキ。
アクの強いキャラクター達も最高に笑えた。

ただ、TVチャンピオンに対抗してTBSで『フードバトルクラブ』をやり始めた時期の大食いブームはかなり気持ちを冷めさせた。
他のバラエティ番組に大・早食いデモンストレーターとして小林君や白田君などのフードファイターが出まくって賞賛を受ける。

何か違うな・・・と。

放送回数の増大、大仰な演出、選手のヒーロー化・・・。
俺が好きだった大食いはそんなんじゃねぇぜ!!!

それ以前の大食いはどこか牧歌的で選手にも美学が溢れていた。
TVチャンピオンに新井さんや藤田さんなどが登場する以前、赤坂さん中島君が2強だった時代はそれが色濃かった。
鶴ちゃんが、見る度に爆笑していた赤坂さんはお馴染みの砂糖水ガブ飲み戦法でその後もブームに乗っていったが、中島君はいつの間にか出場しなくなっていた。
この中島君ってのはホントにサムライ・スピリッツを持ってたね。

印象的だった回転寿司勝負でのエピソード...
制限時間内に食した皿の枚数で勝負するのだが、回っているネタの中には寿司ではなくプリンやフルーツなどのデザート系もあり、時間が経つにつれ選手達はデザートで枚数を稼ぎ出していたことがあった。
しかし中島君だけはそういうモノに手を出さず、ひたすら寿司を食い続けた。
インタヴューで「デザートを食べればもっと楽だったのでは?」という質問に彼は「TVチャンピオンの名の元でそういう邪道なことは出来なかったです」と答えたのだ!

カ、カッコイイ...。
このストイックさは後の大食い選手には段々見られなくなっていった。
食べてから胃に入り、どのように消化・発散されるか?を研究し『食文化として楽しむ大食い』ではなく『競技として勝負にこだわる大食い』に変っていってしまった。
フードファイター達の中には軟派な賞金稼ぎのような雰囲気を漂わせる人も出てきたし。


今回('05/4/11)のはTVチャンピオンじゃなく、特別番組という形で放送されていた。
まあ元々そういう形だったもんね。
TVチャンピオンは大食い選手権やる為に始まったような番組だったから。

番組を真似して窒息死した中学生の事故を考慮し制限時間は多めにとって早食いを回避し、食への感謝を忘れぬようにとマナーを励行していた。
かつての有名な猛者どもは意図的に出場させなかったと思われる。(優勝者はどこかの番組で見たことが有るような無いような)
司会はみのもんただったがハッキリ言って『学校へ行こう』での立場と一緒。(ようするに、いらない)
でも鶴ちゃんも出てたし中村有志もリポーターやってたし、何より久しぶりだったので結構面白かった♪

大食いは『ムーヴメント』ではなく『文化』であるべきだ。
『文化』であるべきだが、わんこそばやホットドッグの早食いみたいにただの『名物』で終わってしまっている。
根底の無い所にブームが起きても、過ぎ去った後に何も残らない。
個人的にはマイナーなモノでも全然楽しめるが、メジャーを目指したいなら逆にもっとローカル色を打ち出し『地方の名物』→『地方スタイルの確立』をしてからでないと無理なような気がする。

 


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